日本を代表する構造建築物
いわずと知れた2020東京オリンピック・パラリンピックの主会場として改築された国立競技場は、当初コンペでは、イギリスを拠点に活躍する建築家『ザハ・ハディッド氏』によるデザインで進められていたが、流線型で巨大なスケールのデザインが、明治神宮外苑周辺の景観との調和や莫大な建設費の指摘を受け、白紙撤回になったのは記憶に新しいことと思われます。
最終的に再コンペの結果、間伐材などの木材を多用し世界的に活躍する『隈 研吾氏』の案が採用され無事2020東京オリンピック・パラリンピックが開催され今日に至ります。
外観は、水平ラインを強調したデザインになっており。法隆寺五重塔からインスパイアされたという鉄骨と木材のハイブリッド構造で圧迫感を和らげております。スタンドの傾斜は勾配をきつめして見やすさに配慮しつつ、アースカラーのモザイクで空席が目立たないといった配慮もされています。まさに日本を代表する構造建築物に仕上がったのだと感じました。