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サッカー情報

割れた優勝カップ



どんなスポーツでも、優勝してカップやトロフィーを手にする瞬間はうれしいものです。それが大きな大会であればあるほど、喜びもひとしおでしょう。ところがそんなカップやトロフィーにも、災難が降り注ぐことがあるのです。

割れた優勝カップ

割れた優勝カップ

Jリーグが2ステージ制で争われていた1994年、ジュビロ磐田に勝利したサンフレッチェ広島は、1stステージの優勝を果たしました。前年に開幕したばかりのJリーグでは、優勝カップとしてクリスタル製のチェアマン杯が贈られたのですが、初優勝となった広島の選手たちは、カップを頭にかぶったり、大きく振ったりして喜びを爆発させていました。そして、共に戦ったサポーターにもよく見えるようにと、チームのトレーナーがスタンドの近くの踏み台に上がろうとしたとき、なんと転倒してチェアマン杯を割ってしまったのです。クラブはその場でJリーグ側に謝罪し、後日、新たなチェアマン杯が贈られることとなったそうです。

この時に割れたカップのかけらは、選手やスタッフ、サポーターが拾い集め、ペンダントに生まれ変わったのだとか。この事件の後、Jリーグ優勝で贈られるチェアマン杯は、割れることのない金属製に改められたのでした。しかし2012年、サンフレッチェ広島は初めて年間優勝を遂げたのですが、このときには広島のサポーターから、この事件を揶揄した横断幕が掲げられてしまいました。

盗まれたワールドカップトロフィー

盗まれたワールドカップトロフィー

実はサッカー最大の祭典であるFIFAワールドカップのトロフィーも、災難に見舞われたことがあります。ワールドカップの初代のトロフィーは、ワールドカップを企画したときのFIFA会長だったジュール・リメが寄贈したことから、ジュール・リメ・トロフィーと呼ばれました。このジュール・リメ・トロフィーは、第二次世界大戦中の1943年、第3回大会で優勝したイタリアのローマで保管されていたところを、ローマを占領したナチスが金採取の目的で捜索します。このときはイタリアのチーム関係者によって隠され、難を逃れました。ところが1966年、イングランド大会前にロンドンで展示されていたときに、盗難にあってしまいます。このときは数日後に一般住宅の飼い犬が発見して、無事に戻ってきたそうです。1970年のメキシコ大会で、ブラジルが史上初の3回目の優勝を果たし、ジュール・リメ・トロフィーを永久保持することが決まりました。しかし1983年、再び盗難の憂き目にあってしまいます。しばらくして犯人グループが逮捕されたものの、このときばかりは受難をくぐり抜けてきたトロフィーも見つからず、すでに溶かされてしまったと発表されました。そのため、現在ブラジルではレプリカのジュール・リメ・トロフィーが保管されています。

成し遂げたことの価値は壊れない

成し遂げたことの価値は壊れない

最近では、2010-2011シーズンのスペイン国王杯で優勝したレアル・マドリードが、祝賀パレードの途中で、優勝カップをバスの上から落としてしまい、破損してしまったことがありました。優勝カップはすぐに拾い上げられ、修復されたということです。また2011年にFIFA(国際サッカー連盟)の年間表彰式で、女子最優秀監督賞を受賞した佐々木則夫監督のトロフィーを、FIFAの関係者が破損させてしまいました。後日修理されたそうですが、直後の会見ではセロテープで補修してお披露目されたそうです。

優勝したチームや、成績を認められた人間だけが手にできる優勝カップやトロフィー。もちろんうれしいものですが、そのものの価値よりも、優勝した事実や、認められる成績を収めたことに価値があるのかもしれません。たとえ破損してしまっても、その価値が変わることはないでしょう。